令和3年11月、発売されたばかりの『cores(コレス)チタンコーンフィルター』について、誰よりも先駆けてその使用感などご紹介いたします。
基本情報
発売日
令和3年11月に発売されたばかりの新商品です。
価格
フィルター本体の価格はAmazonにて5,500円、サーバー付きで6,600円となっております。
ステンレスフィルターの価格としてはお高めといえます。その理由を次の章で解説いたします。
coresのステンレスフィルター
チタンコーティングのフィルターの解説に入る前に、コレスの他のフィルターについて説明しながら、構造的な特徴をご説明いたします。
ゴールドフィルターについて
コレスのフィルターは、ステンレスフィルターの分野で幅広いラインナップを展開しています。とくに有名なのは丸山珈琲との共同開発から生まれた「coresコーヒードリッパー丸山珈琲共同開発ゴールドフィルター」です。こちらはなんと!純金コーティングがなされており、金の効果でにおいや汚れが付きにくく衛生的とのことです。こちらの純金コーティングが先行してすでに発売されていました。
上記は扇形ですが、純金コーティングのフィルターとして円錐形もラインナップされています。こちらはAmazonで11,000円とかなり高価となります(※杯数や持ち手の有り無し、サーバーの有り無しなど仕様が様々ですので、購入時は注意を)。
コレスは、特徴的なステンレスフィルターを様々なラインナップで用意されています。
ステンレスフィルター 1層式と2層式
ステンレスフィルターには大きく1層メッシュのものと、2層メッシュのものと2種類あります。詳細はこちらの記事をご参照ください。
コレスは1層式(シングルメッシュ)のステンレスフィルターとなります。
コレスは1層メッシュですので、微粉は多めに出ますが、目詰まりを起こしにくく、早い抽出速度を維持することができます。
コレス独自のメッシュ構造
コレスのステンレスフィルターは、すべて1層式であることは前述いたしました。そしてコレスのステンレスフィルターの特徴は「縦長形状のメッシュホール」です。下の図はcoresのサイトより抜粋いたしました。
さらに、同サイトよりメッシュの写真(ゴールドコーテイング)をお示しいたします。
メッシュが縦長形状のため、目詰まりも少なくなり、高速での抽出が可能ということですね。
チタンコーティングの特徴
コレスのステンレスフィルターのもう一つの最大の特徴は「コーティング」です。前述の純金をコーティングした「ゴールドフィルター」、そして今回紹介する「チタンフィルター」があります。
チタンは金属の中でも特に変色しにくく、錆びにくい素材であることはよく知られています。この特性から、
- 味の変化の心配がなく、
- 衛生管理もしやすく、
- 器具として長期使用にも耐えられる
フィルターといえるでしょう。※あくまで表面のコーティングにチタンを使用しています。本体自体はステンレス製となっています。
他のステンレスフィルターと比べて高価ではありますが、長期で使用していくうえで有益といえるでしょう。また、「金属臭さ」が出てしまうような心配は全くないといえるでしょう。
実際の抽出
実際に抽出してみました。その方法をお伝えいたします。
抽出レシピ
豆 | ブラジル サントスNo.2 |
挽き目 | 中挽き JPproの90段階 |
粉の量 | 32g |
湯の量 | 400mL |
蒸らし | 30秒 |
抽出時間 | 2分20秒 |
コーヒー本来の味を楽しむことができますね。
ハライチコーヒー評価
コレス・チタンコーンフィルターのまとめ
良いと感じる点(長所)
- コーヒーオイルもしっかり抽出され、「コーヒー本来の味」を楽しむことができる
- 縦長形状メッシュの効果で、目詰まりを起こしにくく、高速での抽出が可能
- ペーパーレスのため、ランニングコストを大幅に抑えることができる
- 気づきにくい点だが、ペーパーの保管場所を気にしなくていい。在庫管理が不要。
- チタンコーティングがなされているため、他のステンレスフィルターと比べて「金属臭」リスクは全くない
悪いと感じる点(短所)
- 構造上、微粉も抽出されてしまう
- ペーパーフィルターと比較すると洗浄が必要になる。
まだ使用して1日ですので、どの程度まで使用に耐えられるかは今後の評価が必要かと思います。しかし、単純に抽出器具としてのコレス・チタンコーンフィルターは、ペーパーフィルターには表せない素晴らしい表現力を持ったフィルターといえると思います。
高性能です。なによりおいしいコーヒーが飲め、かつコーヒーへの関わりのすそ野が広がります。
【重要】とても高価ですので、「使用上の注意」をお読みになったうえでご使用されることをお勧めします。
【余談】説明書等による「推奨レシピ」「使用方法」等を把握することをお勧めします。制作サイドの意図を感じることができます。
フィルター単体はこちら↓
スタイリッシュなサーバー付きはこちら↓
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