カリタは、長く日本のコーヒー器具のメーカーとして君臨してきました。ここで取り扱わせていただく「Kalita コーヒードリッパー」は、日本人にとってドリッパーといえばカリタのこの形を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
カリタのドリッパーは、日本に限らず、世界的に見てもメジャーなドリッパーです。多くの方々に評価されてきている実績があるので、まず間違いのないドリッパーといえるでしょう。
まず初めてハンドドリップされる方は、手堅くカリタを選びましょう。その理由を次に示します。
- 取り扱いやすさ…抽出の特徴は「早すぎず、遅すぎず」。安定しているので初心者にも取り扱いやすいです。
- ハンドドリップの基本の味を身につけることができる。
- 安価な個体…驚くほどの安い価格で手に入れることができます。
- 安価なランニングコスト…ペーパーが安価に手に入ります。
取り扱いやすさ
三つ穴、扇形(台形)のドリッパーが、安定した抽出を実現してくれます。コーヒーの味に影響する抽出速度(お湯を入れていく速さ)が大きくぶれにくい構造になっているので、早く入れすぎた場合でもある程度制限して落としてくれます。
さらに、遅すぎないことも特徴です。あまり遅くなりすぎると、コーヒーから出てくる雑味成分も多く抽出してしまいますので、ある程度のスピード感を生み出し、すっきりしたコーヒーに仕上げてくれます。
ハンドドリップの基本の味を身につけることができる
上記のように安定した抽出が可能なため、自分にとっての味覚のスタンダードを身につけやすいです。
カリタ式では、コーヒー中挽き10gに対して120ccの抽出量を基本としています。これを基本にすれば、違う種類の豆を同じレシピで抽出することで、豆本来の個性の違いについて自ら検証することができます。このようなことを繰り返すことで、自身の味覚も磨かれ、よりよいものを追求していくことができます。
安価な個体
この表は、カリタ コーヒードリッパーの価格を示したものです。
対応人数 型番 | プラス チック | 陶器 ホワイト | 陶器 ブラウン | 陶器 ブラック | 磁器 波佐見焼 | 銅製 |
---|---|---|---|---|---|---|
1-2 101 | 227円 | 627円 | 945円 | 836円 | 1,736円 | 3,182円 |
2-4 102 | 294円 | 678円 | 1,055円 | 1,071円 | 1,908円 | 3,816円 |
4-7 103 | 490円 | |||||
7-12 104 | 990円 |
材質の違い、大きさの違いによって価格が変わってきますが、最初はプラスチック製で充分かと思います。金銭的に余裕がある方は、さらにおしゃれなドリッパーを選ばれてもよいです。何しろ間違いのないドリッパーなので、長く続けていかれるには陶器製や波佐見焼の磁器製、銅製でもよいかと思います。この価格なら、100円ショップなどで売られているドリッパーより、よっぽど信頼あるものではないかと思います(普段100均は愛用していますが、これはまた別の話です。)
安価なランニングコスト
こちらはカリタ純正のペーパー100枚入りの価格表です。
サイズ | NKホワイト | FPホワイト | FPブラウン |
---|---|---|---|
101 | 168円 | 214円 | 287円 |
102 | 144円 | 324円 | 333円 |
103 | 393円 | 452円 | 516円 |
104 | 570円 |
この価格は、はっきり言って100円ショップで売られている40枚入りよりも安いことになります。どうしてこんなに安いのかと驚かされるばかりです。
まとめ
信頼、安心、安定、安価。どれをとってもスタートとしては最適と思います。カリタをマスターした後、どちらの方向に向かっていくか…新しい世界がそこにはまっていることでしょう。
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