ハライチコーヒーでは、焙煎前に生豆の状態のときに水洗いを推奨しています。ここではハライチコーヒー式水洗いの方法をお伝えしてまいります。
「拝み洗い」で3~4回洗います。最初の洗いは汚れが多く出るため、短い時間で水を切っていき、後半になるほどよく洗ってください。ひとにもよるところかと思いますが、米を研ぐ要領でよいかと思います。
ある程度水気をふき取る。完全に拭き取らなくてもよいが、底のほうもムラがないようにふき取ります。
水洗いをすると、緑のカビが浮かび上がるように確認しやすくなります。緑のカビは見つけたら確実に除去していきましょう。
豆の種類によってカビ豆の含有数も異なってきます。ほとんどカビ豆のないものから、200g中に20個以上になるものもあります。通常売られている焙煎豆は、ほとんどカビのチェックはなされていないといっていいと思いますので、しっかりチェックできるのは自分で焙煎するならではのことかと思います。「みつけた!」と楽しみながら取り除いていきましょう。
私はほとんど使用していなかったアイリスオーヤマの布団乾燥機を使用しています。熱が全体にいきわたるように全体を布で覆っています。この写真のときは、3バッチ(200g×3)セットしていますが、一番下はステンレスのボウル、中断、上段はステンレスざるを使用しています。熱風が逃げないこと、全体にいきわたることを意識して試行錯誤を繰り返しています。上段は早い段階で乾燥しやすいので、乾いた感触になって入れば外してしまっています。
布団乾燥機がなければ、ドライヤーでもよいかと思います。また、ふき取りをしっかり行うことで、乾燥工程を省いてもよいです。
豆を水洗いしたら、その日のうちに焙煎を行ってください。日をおいてしまうとカビの再発生につながると考えます。
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